ピアノ 菅谷凛さん インタビュー (全日本学生音コン 全国大会出場)

菅谷 凛さん (音楽教室2022年度修了) は現在東京音楽大学付属高校1年生です。今月行われた第77回全日本学生音楽コンクール 東京大会にて第1位入賞、全国大会に出場されました。付属音楽教室での思い出や、これからのことをインタビューさせていただきました。


Q.この度は高校1年生で全日本学生音楽コンクール ピアノ部門 東京大会第1位、全国大会ご出場、おめでとうございました!いかがでしたか。

今年は受けるつもりがなかったのですが、高校の実技試験の曲を予選で弾くことができるので、急遽受けることになりました。

予選のショパンエチュードは取り組むうちにどんどん好きになって、本番では少し緊張もしましたが楽しんで弾き切れました。

本選では、入試でも弾いた思い入れのあるプロコフィエフの戦争ソナタも演奏しました。自分で選んだ曲でしたし、サントリーホールでまた弾ける喜びが大きく、楽しく演奏できました。

今まで本選止まりだったので、1位の結果を見たときは、びっくりしすぎて体が浮き上がりました!

全国大会は大好きなショパン。まだ1年生ということもありプレッシャーはそこまでなかったはずでしたが、緊張してやりたいことが出しきれなかったので、これからちゃんとやっていかなくちゃ!と改めて思いました。


Q.音楽教室に入室されたときのことを教えてください。

小学5年生の春学期から、付属音楽教室に入室しました。それまでピアノは頑張っていましたがソルフェージュはほとんど取り組んでいませんでした。

入室前にソルフェージュ授業の見学に来た際に、同い年の皆さんのレベルにびっくりしました。こういう方たちと一緒に学びたい、と思ったことを覚えています。

特に音楽理論は最初全く理解が出来なかったのですが、中学1年生でコロナによりオンライン授業になったタイミングで自分のペースで学習が出来るようになり、質問もたくさん出来て、急に色々分かるようになってきました。それからはソルフェージュ授業がとても楽しかったです。


Q.音楽教室での思い出はありますか。

実技試験は毎回とても緊張していましたが、貴重な経験でした。

演奏会は、教室のお友達と朝から一緒に練習したりお昼ごはんを食べたりして、遠足のような気分でとても楽しかったです。TCMホールで演奏させていただけたことも素晴らしい経験でした。

Q.佐藤展子先生に小学5年生から師事されていますね。

佐藤展子先生はレッスン中たくさん弾いてくださったり、理解しやすいように説明をしてくださるので、とても分かりやすく楽しいです。

また、付属高校に進学してからは海瀬京子先生、長川晶子先生にも教えて頂くことになり、このような環境にとても感謝しています。


(左:長川晶子先生, 右:佐藤展子先生 付属高校で両氏に師事中)


Q. 付属高校への進学はいつ頃から考えていたのですか。

音楽教室に入室した小学5年生の頃から、付属高校は憧れでした。それからブレずに付属高校を受験し、進学できて幸せです。


Q.付属高校に進学されて、音楽教室で学んだことは生かされていますか。

とても生かされています!高校のソルフェージュと楽典の授業をスムーズに受けられているのは、音楽教室でたくさん教えていただいたからで、感謝しています。

また、音楽教室で共に学んだ仲間とアンサンブルをしたり、とても楽しい高校生活を送っています。


(高校文化祭にて。音楽教室⇒付属高校で同級生の高田桜佑さんとデュオ)


Q. 将来の抱負は。

自分自身がずっと楽しいと思っていられるように音楽を続けたいです。

まだまだ視野は狭いけれど、高校に入ってこれからたくさん勉強して、広い世界を感じて音楽と関わっていきたいと思っています。