ヴァイオリン 高田桜佑さん インタビュー (東京音楽大学コンクール第3位・全日本学生音コン 全国大会出場)

現在 東京音楽大学付属高校1年生 在学中の高田 桜佑さん (音楽教室2022年度修了)

第22回東京音楽大学コンクール第3位入賞、第77回全日本学生音楽コンクール 東京大会にて第2位入賞、全国大会に出場されました。

付属音楽教室での思い出や、付属高校進学のきっかけなど、お話しを伺いました。

Q.今回高校1年生で全日本学生音楽コンクール全国大会出場、また東京音楽大学コンクールでは第3位入賞を果たされました。

2つのコンクールはいかがでしたか。

学生音楽コンクールはこれまで何度か受けていましたが、今回初めて東京大会で入賞できて本当に嬉しかったです。全国大会に向けてかなり緊張感を持って準備をして、舞台上では楽しく弾くことができました。

東京音楽大学コンクールは、高校生になって挑戦してみたいと思って受けてみました。本選で初めてコンチェルトの全楽章を弾かせていただけ、とても良い機会となりました。

予選から本選まで2週間と期間が短くとても大変でしたが、素晴らしい先輩方と同じ舞台に立たせていただきとても勉強になりました。

Q. 高校生になって、音楽への取り組み方に何か変化はありますか?

さまざまな専攻の素晴らしい仲間達に囲まれて、今まで以上の知識、刺激を受けていてとても楽しいです。「もっと上手くなりたい」というモチベーションが上がっています。


(2022年東京音楽大学オープンキャンパス 付属音楽教室生によるウェルカムコンサート)

Q.音楽教室に入室されたときのことを教えてください。

中学1年生の春でちょうどコロナ禍が始まってしまったときでしたので、ソルフェージュ授業はオンラインで始まり少し不安もありましたが、丁寧に教えていただけましたし、小学校の時に習っていたヴァイオリンの先生にソルフェージュは少し見ていただいていたので、そこまで苦労はしませんでした。

Q. なぜ音楽教室に入室されたいと思われたのですか?

小学5年生の頃から篠崎功子先生のレッスンを受ける機会があり、定期的に先生に習いたいと思ったからです。篠崎先生には一から見直していただいたと思っており、曲の細部まで徹底した音楽の作り方を教えていただいています。
(※篠崎功子先生は2022年で付属音楽教室をご退官となりました)


(篠崎功子先生、苅田雅治室長と)

Q.音楽教室での思い出はありますか。

中学3年生の時に東京音楽大学のオープンキャンパスで音楽教室の仲間と室内楽を演奏出来たのが思い出深いです。ソロとは違う角度から音楽にアプローチできる貴重な時間でした。この時をきっかけに、室内楽の勉強をもっとしたいと思いました。

Q. 毎年2回ある実技試験はいかがでしたか?

先生方を前に演奏するのはやはり毎回緊張をしましたが、試験の雰囲気を早くから味わえ鍛えられたかなとも思います。

Q. 付属高校への進学はいつ頃から考えていたのですか。

小学生の頃から高校は音楽系に進もうと漠然と考えてはいましたが、中学1年生で音楽教室に入室してから具体的に付属高校への進学を目指し始めました。

Q.付属高校に進学されて、音楽教室で学んだことは生かされていますか。

もちろんです!音楽教室のソルフェージュ授業で基礎的なことをしっかり固めることができたことは何よりの財産です。


(2022年度付属音楽教室修了式同級生の菅谷凛さんと)

Q. 現在師事している木野雅之先生のレッスンはいかがですか。

現役で活躍してらっしゃる先生の音楽をいつも間近で聴かせていただけとても勉強になっています。先生のような明るくて楽しい音を自分も出せるようになりたいです。

Q. 将来の抱負は。

将来は海外で音楽を勉強したいと思っています。音楽家たちの過ごしていた文化や歴史を肌で感じ、作曲家の思いを聴衆の皆さまに伝えられるような音楽家になりたいです。